5月13日の日記

5月13日の日記


(この日記は堂々と書くのには抵抗があるのでちょっと分かりにくくできないものかと思って日付をおかしくしてあります。間違ってこの日記を見つけてしまった方、基本的な姿勢としては無視してくださって結構です)


昨日の夜


学校から駅へ帰る途中


私の前を笑顔で歩く家族を見ました


父親、母親、小学校低学年、幼稚園ぐらいの姉妹の四人家族を。


その家族が顔の前で手をひらひらさせているので


最初はそれが幼稚園か何かのお遊戯の練習かと思って


ぼぅっと眺めていたんです


その日は金曜の夜21時ぐらいで、同じ方向へ歩く人も皆黙々として無口でした


静かな夜で、梅雨入り直前のしっとりとした風も吹いてたりなんかして


「あとは寝るだけだ」と思いました


前方を歩く家族も静かにお互いに見つめあって、顔の前で手振りを振り振り、笑っていたんです


そのとき、ああそうか、と気付いて。


あの家族はああして今週あった楽しいことをしゃべっているのかもしれない、明日の予定をわくわく離しているのかもしれない。


私はその横を通り過ぎながら、本当に今日は静かな夜だと、思いました。



(写真はまったく関係ない愛知万博の夜景です。夜の写真がこれしかなかったので、無理やり・・・。)