イン・ハー・シューズ

(どうでもいいけどこのパッケージ、ブリジットジョーンズの日記とかぶってるようなきがするのは私だけか)

久しぶりに映画見ましたよ
最近は暇な時間に映画見なくなっちゃいましたね〜
前は二時間で物語一個味わえるのがすごくありがたかったのに
今じゃ逆に二時間がもったいないと思うようになってるんですよ
なんでだろう・・・


そんなことはさておき。
(以下ネタバレ注意)

イン・ハー・シューズ
まったく似てない姉妹のお話。
“しっかり者の姉、自由奔放な妹”
本当によくある設定ですよね。
恋愛下手な姉、男との関係に節操がなくぶらぶらしている妹、
姉は仕事人間、妹は仕事にも就かず。
こんなに単純で分かりやすい設定なのに、この映画の二人にはそれぞれで、人間の弱さを真正面から訴えるものがあります。
外見のコンプレックスから抜け出せず、そのくせ履きもしない高いヒールの靴ばかり買い込み、そこに自分の願望を投影する姉、彼女はそれでも表面上は平穏な日々を送っていたのに、ある日、ダラダラと流されるまま売春を繰り返していた妹を引き取ることになり、生活をかき乱されてしまいます。
ですが妹は姉の忠告を聞くと、素直に自分の欠点を自覚して、仕事を持とうと彼女なりに努力をする。
その姿はとても不器用で、結果的に彼女の欠点が強烈なかたちになって出てきてしまう、事件が起きて、
姉妹は喧嘩別れ、お互いに受けた心の傷は深い。


うーん・・・話の最初の方を紹介してもあまり意味がないような気がしますが、
イン・ハー・シューズ」いい映画でした
ともすると、ありきたりで、娯楽映画化しやすい設定なのに
上品で、奥ゆかしい雰囲気があります、なんか純文学っぽい印象です。
でもぜんぜん堅苦しくない。
だんだん登場人物に愛着が沸いてきたりします。
鑑賞後はちょっと幸せな感じになります。