まず一つ目が
ホウ・シャオシェン監督の『恋恋風塵』
20年ほど前の作品でしょうか
このぐらい前の映画というとどこかセピアがかった印章があります
(もしかして単純にフィルムが劣化しただけ…?)
みつおが小学生ぐらいの寅さんなんかがそのような
…例えとして合っている自信はちょっとないですが


この映画の舞台は台湾なわけですが、経済発展途上の台北の街角で、親元から離れ、働き始めた若者の心情がこの映画にはあますところなく綴られております
しかしその表現のされかたは登場人物の台詞でも行動でもなくて、
あくまでも‘映像’であるところにこの映画の素晴らしさがあると思います
この映画のラストシーン
主人公が故郷に帰ってきて畑の祖父と会話をします
おしゃべりな祖父は作物のことを一方的に語り、主人公はそれに何をするでも無く耳を傾ける。
台湾の山郷の風景とともにこの映画の結末が画かれたとても印象的なシーンでした。
恋風塵っていうタイトルもぴったりですよね
風に吹かれた塵のような淡いせつない恋物語でしたよ…。


とまぁクリスマスのことは忘れて映画の感想を書いてみました…
私みたいな人間は、現実を直視しないで今日明日を過ごすしかありませんね
だから今日は映画を二本もみてイヴを4時間分潰しました!
念には念をいれて西洋文化なぞ排除されている時代劇を。
『武士の一分』と『大奥』流石にここにはクリスマス、なかったです。


そんでそのあと三国志大戦2やってきました
孫堅様、入手。
これがクリスマスプレゼントってわけですか…。