これを語らせたら……

レッドクリフpart1を見てきた


以下ネタバレありで。


いやもうね
三国志の映画化は待ちに待った感が自分の中ではとても強かったんですが
いや、実際見ると違和感バリバリでしたね
でもそれもよし。
三国志ってもうその存在自体がネタみたいなもんですよ
改変されてなんぼみたいな。


ところがまぁ、実際スクリーンで趙雲関羽の活躍を見ちゃうと
もうだめ。冷静になんて見てられない。
良すぎる。つぼ過ぎる。


映画は劉備の新野撤退から始まるわけですが
これがもう、図ったような趙雲大活躍が冒頭で繰り広げられるんです
三国志好きはきっとここで頭に血が上って、以下の判断が難しくなる。たぶん、そうにちがいない)
それに劉備の脂ぎったオヤジぶりがイイんだこれが。
これぞ劉備の基本形って感じで。
関羽張飛も字幕なくたってこいつだってすぐにわかるし。
もう蜀のキャストこのままで三国志全部映画化しちゃえばいいのに……。
私は見たいよ、黄巾賊の乱からのこの義兄弟の話をでかいスクリーンでさぁ。
(やばい、それを想像しただけで目頭が熱く……。)


それはさておき。
中だるみ半端ない。
あのぐだぐだ感は、ハリウッド映画に慣れきった私には正直目をそらしたくなる惨状だった
(あの感じ、昔見た中国の大河系ドラマで味わったなぁ)
まぁ、でも、もしかすると、小キョウの話もpart2の布石と思って我慢するしかない、のかもしれない。
八卦の陣の話だって要らなかったと思うけれど……。


……。
といいますか。
part2。
もしかして赤壁関羽張飛趙雲が大活躍しちゃったりしませんよね?
なんだか孫尚香まで戦いだしそうだから怖い。
それに予告編で小キョウがとんでもないところにいたような気もするんですが、木の精ですよね。
いや、もうそこには突っ込むまい。


それにしても曹操さま、よかったなぁ。
いい感じに小さかったなぁ。
頭痛持ちってのも魅力の一つだねぇ、すっかり。
でもね、悪役の親玉には信頼できる友人がいない、っていう中国にありがちな設定を持ち出すのはどうかなと。
曹操は背は小さいかもしれないけど、懐は小さくないはず、と勝手に思ってるんです。(でも麗姫の話はおもしろかった)


それにしても諸葛亮ね。
……なんなのかなぁ。
あの諸葛亮劉備軍の中でどんな感じなの?
原作でもそこはかとなく浮いてる存在だけれど。
今こうして映画を思い返すと金城諸葛亮が強烈に浮いてしまう……。
周喩諸葛亮の組み合わせはどうあがいて見てもトニー・レオン金城武でしかないよ。


そして、赤壁の戦いが始まる直前で終わるpart1
おい。
ここ突っ込むところだよね。たぶん。
赤壁の戦いを、映画が分けた時期の二つにわけて、原作での見所を挙げるなら
前編は新野撤退戦、諸葛亮周喩を説き伏せる場面、でしょうか。
映画じゃ諸葛亮周喩を説き伏せてなかったな。(なんかフィーリングが合ったんだな、きっと。それで戦争を始めることにしちゃったんだ。)

後編は連環の計、苦肉の策、七星壇、曹操追討、
でしょうか。
どうなるのかちょっとした楽しみです。


さて、なんか長々つぶやいたけれど
もしかするともう一回ほど映画を見に行ってしまうかもしれないので
また、ぐだぐだ三国志についてつぶやくこともあるかもしれない……。


今回の感想はまとめると。
日本では希少な映像化された三国志
好きなら見てみなよ!!
といったところです。